《 ゴッドマザー 103 》

　　【 祖母、天寿を全うする 】

 

 

タルミックです。

 

今年の1/12に、父方の祖母が他界しました、

享年103歳でした。

 

母親から、夜中に訃報を聞き、あまりに唐突なことなので

驚いて、

 

故郷の叔母に連絡し再確認すると、ちょうど祖母を病院から

車で自宅に運んでる道中と聞いて

 

初めて現実なのだと実感したとたん、胸の慟哭がとまらず…

 

早く駆けつけたかったのですが、

仕事中なので勤務が終わるのを待ち

 

次の日、実家に駆けつけると両親は故郷に

帰る準備中で、その日の夕方にお通夜で、

その翌日が告別式というのです！！

　　

　　【 空港へ、しかしチケットが… 】

 

驚いた私も、直ぐに出発すべく飛行機の

チケットの問い合わせをすると

 

離島なので鹿児島まではあるが、徳之島(故郷)まで

は無いといわれ、どうにか行く手段はないかと、故郷の

従姉妹に打診すると

 

鹿児島まで飛行機、鹿児島から船であれば、

ギリギリ告別式に間に合うのではないかと聞き、

 

とりあえず伊丹空港から鹿児島空港まで行き、

そこから港までバスで乗り継ぎ港までいき、

そこで鹿児島在住の従兄弟と合流したのが

船の出港30分前でした（汗）。

 

　　【 20年ぶりの再会 】

 

何とか、船内にすべりこみ安心した私は

出港まで3人(機内で遭遇した叔父も含め)で歓談し、

因みに、この従兄弟とは20年ぶりの再会で

 

船内では、オリオンビールを頂きながら、

祖母の事、そしてこの20年間の出来事を

語り合いました。

 

    【  タイタニック風の船内 (驚) 】

 

 

　　【 3年ぶりの祖母との再会 】

 

翌朝、予定通り亀徳港につき従姉妹のお迎えの車で、

何とか祖母の元にたどり着けたのが、

葬儀10分前で、綱渡りの20時間でした。

 

棺の中の祖母を拝見した時には何とも言えませんでした。

 

生前に、再会したかったのですが、

葬儀に間に合っただけでも感謝です。

 

しかし、田舎のお通夜から告別式までの流れが、

早いのには驚きました。

 

祖母の実家で告別式を行い、火葬場まで行き、

そこから遺骨をご先祖様のお墓まで運び、

納骨致しました。

 

生前からよくして頂き、最後までご参列して頂いた

皆様には、感謝致します。

 

ありがとうございます。

 

 

　　　【 祖母も好物の黒砂糖 】

 

数ある黒砂糖のなかでも、徳南製糖の純黒糖は絶品です！！

ここの純黒糖は、見た目はシンプルですが、

口に入れた時の自然な柔らかさ・舌ざわり・

歯ざわりが非常にソフトなので、

とても食べやすい食感になっています

（カリッとではなく、サクッとに近い感じ）

 

それもそのはず、4段階の釜を経て

できあがるまでの8工程すべてが

職人さんによる手作業だからです（驚）。

 

ビタミン豊富でカロリーひかえめ、

 

祖母も大好きで、味・栄養・美容ともに

長寿国にふさわしい健康食なのです。

 

　　【 わたしは百歳まで生きる 】

 

気丈な祖母でしたので、もしかしたら長寿世界一！？

 

いや、せめて110歳くらいまで長生きしてもらえれば

イイなと思ってた矢先の事でした。

 

それでも103歳まで長生きしたのですから、大往生です。

 

祖母の事で思い出は尽きませんが、

その中でも忘れられない出来事が一つありまして

 

それは、今から18年前の85歳の祖母の年祝い

(私の田舎では88歳の前に、85歳にも年祝いがあります)

の時の事で、

 

親戚の誰かが、祖母に励ましのつもりで、

 

「おばさん、この年(85)になっても元気だから、

90歳まで(長生きするのも)大丈夫だよ」

と声をかけてくださいました。

 

喜んでお礼を言うのかと思いきや！？

正直で、勝気な祖母は

 

「　ちがうよ！！　」　

 

「   私は百歳まで生きるんだよ！！！　」

 

と即答していました（驚）

 

 

性格が気丈でユニークな祖母が言い放つものですから、

 

その場は笑いの渦で盛り上がりました(笑)が、なんと…

 

それから5年後に普通に90歳になり、

さらに10年後には予告どおり百歳になりました《驚》

 

百歳を記念して安部首相から表彰状を頂き、

その文面を歯切れよく読んだと言うのですから、

さらに驚きです。

 

　　　【　偉大な祖母の生命力　】

 

当時の祖母は(85歳の時)、リップサービスのつもりで

「百歳まで生きる」と言ったと思うのですが

 

予告どおり15年後に100歳を達成し、

さらに3年経ち、103歳（10３歳8ヶ月）まで

生き抜いたのですから

 

わたしたちは「 さすが、お祖母ちゃんはスゴイ！！

お祖母ちゃんの生命力は、素晴らしい！！  」

と感動しました。

 

祖母が亡くなったのは凄く悲しい事ですが、

 

103歳で大往生を遂げ、その強気な姿勢・

ハリのある声・気配り・生命力の強さは

 

私達(子供・孫・曾孫)にとって

掛け替えのない教育となりました。

 

合掌