【予備校生活のはじまり】
タルミックです。
随分昔のことですが、高校卒業後、大学に現役合格できなかった私は、お決まりの浪人生として1年間予備校に通うことになりました。
浪人生といっても当時の私は、気持ちは半分大学生でした。
といっても、大学に受かったわけでも、保証された大学があるわけでもなかった。
校則の厳しい高校生活から解放されたので、予備校に通いながら授業が終われば、予備校仲間と喫茶店にいくのが常でした。
かといってお金もないので、1~2時間で帰宅するのですが、もともと勉強が嫌いな私は帰っても勉強に身が入らず
まったく危機感のないボンボン受験生でした、お父さん・お母さんスミマセン(汗)
それと予備校仲間以外に、地元にも浪人仲間が2人おり、この2人とも、たまに会って情報交換をしておりました。
とにかく勉強がキライで、家では親・兄妹の目があるので、勉強のフリだけはしており、それが又、輪をかけてストレスになるのです(汗)。
それを知ってか・知らずか、地元の浪人仲間の1人が、「夏に3人で、うちの伊勢にある別荘にいって、海水浴やバーベキューでもしよう」というのである(( ラッキー!!))
せっかくのお誘いなので、即、賛成し、3人ででかけることになりました。
電車を乗り継ぎ、あこがれの別荘に到着する、山中の木造の一軒家でしたが、我々にとってはワクワクの始まりでした。
部屋の中に入ると、別荘のオーナー(提案者の父親)と小学生の従姉妹たちもきており、賑やかな集まりになりました。
夜は、従姉妹たちと真っ暗な山中を散策し、日中は海水浴し、食事はオーナーが、焼肉・お好み焼きなど色々なメニューを振る舞って下さり、今でもすごく感謝しています。
残念なことに、このお父さん5年後に亡くなるのです。
生前はバイトに誘って頂いたり、飲みに連れて行って頂いたりと、大変、可愛がって頂きました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
こちらの御家族には、お父さんだけではなく、お母さんにも訪問の度にもてなして頂き可愛がってもらいました。
お姉さん・弟さんにも、家族ぐるみでよくして頂きました。
その後、御家族で引っ越しされて、30年近くお会いできてませんが、いつか再会できれば嬉しく思います。
【1年は長いが、秋・冬だけは短い!!】
楽しく充実した別荘での生活も終わり、再び受験生として始まるのですが
気分転換できたとはいえ、勉強ぎらいが直るわけでもなく、変わらず悶々とした予備校生活は続きます。
若い時の1年はとっても長いのですが、浪人生活が長いのは春・夏だけです(焦)
秋・冬と短く、アッという間に受験の季節です、予備校仲間が次々と合格していくなか、
私と別荘に行ったもう1人だけが、2浪目に突入しました(大汗)
【 ユニークなエリート Mr.T 】
別荘に誘ってくれた友達は、予定通り関西の超一流国立K大学に合格しました。
後年、聞いた話ですが、関東のT大学と関西のK大学は、努力だけではなくプラス素質があって、初めて合格できる大学であると
それを聞いたとき、何となく分かる気がしたのです。
このK大学に入学した友達は、小学生のころから人当たりもよく、勉強が特別できるわけでもないのですが(当時は)、頭が柔らかいのです。
考え方に柔軟性と、物事への追求心・疑問点と脳のバランスが良いのです。
その才能は、成長と共に開花し、高校も地元のトップ高校、大学も関西のトップ大学、更に大学院へと進み
就職は某大手製薬会社と、絵に描いたエリートコースを歩みます。
そこからが彼のユニークなところですが、出張先の海外で出逢った現地の女性と国際結婚し、その後製薬会社を退職し、自分で会社を起業したと聞いています。
又、再会できる日を楽しみにしています。
話が飛びましたが、取り敢えず、残された我々2人は2浪目に突入です、次の予備校でもユニークな出会いがあるのですが、こちらは又、機会があればお話しします。
課題の多いタルミックです。

タルミック

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